永安
えいあん
名詞
標準
文例 · 用例
津浪の恐れのあるのは三陸沿岸だけとは限らない、寛永安政の場合のように、太平洋沿岸の各地を襲うような大がかりなものが、いつかはまた繰返されるであろう。
— 寺田寅彦 『津浪と人間』 青空文庫
永安公司の屋根の上の星が南京玉の八角灯のように騒乱の巷に輝いていた。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
支那人経営の百貨店、永安公司、新々有限公司、先施有限公司等の大デパートメントの発展による影響、さて、従業員があまり美しすぎる。
— 吉行エイスケ 『新種族ノラ』 青空文庫
宝永安政の昔ならば各地の被害は各地それぞれの被害であったが次の場合にはそうは行かないことは明らかである。
— 寺田寅彦 『時事雑感』 青空文庫
しかしもしや宝永安政タイプの大規模地震が主要の大都市を一なでになぎ倒す日が来たらわれらの愛する日本の国はどうなるか。
— 寺田寅彦 『時事雑感』 青空文庫
嘉永安政の時代は天下の士人をして悉く岐路に立たしめた。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
あれほどの強さに自国の学問と言語の独立を主張した人が、嘉永安政の代に生きるとしたら――すくなくもあの先輩はどうするだろうとは、半蔵のような青年の思いを潜めなければならないことであった。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
撫順にある永安台の新市街は、旧市街の地下の炭田が露天掘の砿区となつた為めに近く移された満鉄経営の欧風日本街である。
— 附 満蒙の歌 『満蒙遊記』 青空文庫