険阻
けんそ
形容動詞
標準
steep (terrain)
文例 · 用例
道は少しも険阻ではないが、ただ連日の大雨のため諸所山崩れがあって、時々頭上の断崖からは、土石がバラバラと一行の前後に落ちてくるには閉口閉口。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
巡査は彼の事件以来、日々通い馴れているので、険阻の山路も踏み迷わずに、森を過ぎ、岩を越えて、難なく虎ヶ窟の前に辿り着いた。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
やがて大熊山の麓に辿り着いて険阻な石高路を登りはじめたが、其の困難は田畦の間の比ではなかった。
— 田中貢太郎 『魔王物語』 青空文庫
命は、それから大和へおひきかえしになる途中で、いろんな山の神や川の神や、穴戸の神と称えて、方々の険阻なところにたてこもっている悪神どもを、片はしからお従えになった後、出雲の国へおまわりになって、そのあたりで幅をきかせている、出雲建という悪者をお退治になりました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
城外の地勢険阻な処に来ると、馬を棄てて子の伊織十四歳になるのを伴って進んだ。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
別将の欧陽※は各地を攻略して長楽に至り、ことごとく諸洞の敵をたいらげて、深く険阻の地に入り込んだ。
— 白猿伝・其他 『中国怪奇小説集』 青空文庫
「この山は険阻で、かつて人の踏み込んだことのない所だ。
— 白猿伝・其他 『中国怪奇小説集』 青空文庫
其腰から脚にかけての構造は如何なる険阻を跋渉しても疲労を感ぜしめないであらうと想像せられる。
— 長塚節 『しらくちの花』 青空文庫
作例 · 標準
登山道は険阻で、熟練者でも登頂は困難を極めた。
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険阻な山道を進むと、美しい滝が姿を現した。
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その城は険阻な地形に築かれており、敵の侵入を防いでいた。
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標準
precipice
作例 · 標準
その海岸線は険阻な断崖が続き、海の青さが際立っていた。
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事故は、この険阻な山道で起こったと推測されている。
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彼は険阻な岩肌を素手で登り始めた。
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