馬廻
うままわり
名詞
標準
daimyo's mounted guard
文例 · 用例
氏郷本陣の小姓馬廻りまで、ただ瞬く間に陥せ、と手柄を競って揉立つる。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
格はお馬廻り位であったらしいがたしかなことは判らない。
— 田中貢太郎 『忘恩』 青空文庫
それは大島政平と云うお馬廻であった。
— 田中貢太郎 『海神に祈る』 青空文庫
……自分はお納戸向きのお使番馬廻りの家柄……要らざる事に拘り合うまい……。
— 夢野久作 『斬られたさに』 青空文庫
百石取の安|馬廻りの家を相続しているにはいたが、お納戸向きのお使番という小忙しい役目に逐われて、道中ばかりしていたので、桝小屋の小さな屋敷も金作という知行所出の若党と、その母親の後家婆に任していた。
— 夢野久作 『斬られたさに』 青空文庫
藩内二百石の馬廻り某氏の娘御にしてお奈美殿となん呼べる今年十六の女性なりしが、御家老の家柄にして屈指の大身なる藤倉大和殿夫婦を仲人に立て、娘御の両親も承知の旨答へ来りし体、何とやらむ先方より話を進め来りし気はひなり。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
且つ、「格別の御詮議を以て御納戸組馬廻格に加入仰付られ候事」というので無上の面目を施して退出した。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
こうした純芸術家肌の能静氏の処へ今を時めく宰相公のお納戸組馬廻りの格式を持った翁が恭しく訪問した情景は正に劇的……小説的なものであったろう。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
作例 · 標準
例句
ウィキペディア
馬廻(うままわり)は、大将の馬の周囲(廻り)に付き添って護衛や伝令及び決戦兵力として用いられた武家の職制のひとつ。平時にも大名の護衛となり、事務の取次ぎなど大名の側近として吏僚的な職務を果たすこともあった。武芸に秀でたものが集められたエリートであり、親衛隊的な存在であったとされる。
出典: 馬廻 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0