趣のある
おもむきのある
表現形容詞-語幹
標準
tasteful
文例 · 用例
後には森を背負ひ、門前の小川には小橋がかゝつて居る、何となしに閑寂な趣のある好い土地だと思ふ。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
ずいぶん俗悪な木版刷りではあったが、しかし現代の子供の絵本のあくどい色刷りなどに比較して考えるとむしろ一種稚拙にひなびた風趣のあるものであったようにも思われる。
— 寺田寅彦 『物売りの声』 青空文庫
後ろには森を背負い、門前の小川には小橋がかかっている、なんとなしに閑寂な趣のあるいい土地だと思う。
— 寺田寅彦 『写生紀行』 青空文庫
けれども、さして心を傷めた趣のあるにもあらず、茅花々々|土筆、摘草に草臥れて、日南に憩っているものと、大なる違はない。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
とんと類のない趣のある家じゃ。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
なぜなら彼等の思想は主観的で、他の学究のように純理的思弁をせず、意味が情趣のある気分によって語られているから、先ずこれ等の思想家は、定評のある如く詩人に属する。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
』 なんといふ趣のある招待の言葉だらう。
— 岡本かの子 『雪』 青空文庫
旧くは俳人の嵐雪が住み、歌人の加茂真淵が住みまして、真淵などは、その周囲の野趣のあるさまから家の号を懸居と称えたということを池上はいつか話していました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
作例 · 標準
例句