幻辞.com

矢狭間

やざま
名詞
1
標準
loophole
文例 · 用例
奥の正面、及び右なる廻廊の半ばより厚き壁にて、広き矢狭間、狭間を設く。
泉鏡花 天守物語 青空文庫
女郎花 矢狭間も、物見も、お目触りな、泥や、鉄の、重くるしい、外囲は、ちょっと取払っておきました。
泉鏡花 天守物語 青空文庫
すッと向うに浮いて行って、遠くの、あの、城の壁の、矢狭間とも思う窓から、顔を出して、こっちを覗いた。
泉鏡花 南地心中 青空文庫
二本の帆柱、船首の戦楼矢狭間が諸所に設けられている。
国枝史郎 鵞湖仙人 青空文庫
素晴らしく立派な船であって、しかも普通の客船でもなく、また普通の荷船でもなく、軍船型と遊覧船型とを、折衷加味した特殊の船で、矢狭間がしつらえてあるかと思うと、管絃の宴を催すによい、朱塗りの舞台などが出来ていた。
国枝史郎 猫の蚤とり武士 青空文庫
十二月六日のくだりを記録によつて調べると、原城では十二月朔日に立籠つた一揆軍が矢狭間を明け堀をほり、この工事が完成して妻子を城内へ引入れた日であり、その翌日には天草甚兵衛が手兵二千七百をひきつれて入城してゐる。
坂口安吾 島原の乱雑記 青空文庫
四つとも同じような建て方で、その特色とするところは、矢狭間づくりの窓のあることと、四筋の長い廻廊をもって、本邸と通じていることとであった。
国枝史郎 名人地獄 青空文庫
出邸には全く人気がなく、矢狭間造りの窓から覗くと、内部は整然と片付けられていた。
国枝史郎 名人地獄 青空文庫
作例 · 標準
城壁に設けられた矢狭間から、敵の動きを慎重にうかがう。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
狭い矢狭間を通して射られた矢が、見事に標的に命中した。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
古城の石垣には、鉄砲狭間と並んで矢狭間が今も残っている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview