除虫
じょちゅう
名詞
標準
文例 · 用例
旱のためうんかがたくさん田に湧いたのを除虫燈で殺している。
— 梶井基次郎 『城のある町にて』 青空文庫
平野は見渡す限り除虫燈の海だった。
— 梶井基次郎 『城のある町にて』 青空文庫
一頭の豚は、男が親切に、とり替へてやつた寝藁を蹴飛ばし、水桶をひつくり返して、小屋中水だらけにして広い除虫菊畑にとびだしました。
— 童話集 『小熊秀雄全集-14』 青空文庫
豚は男の大事に手入れをしてゐた、除虫菊畑を歩るきまはつて、花をすつかり踏みにじつたので、男は腹をたてました。
— 童話集 『小熊秀雄全集-14』 青空文庫
私は宿のお上さんに頼んで、岡山行きの途中下車の切符を除虫菊の仲買の人に一円で買ってもらうと、私は兵庫から高松行きの船に乗る事にした。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
白い除虫菊の花も咲いた。
— 林芙美子 『風琴と魚の町』 青空文庫
この家の主は、よっぽど白い花が好きと見えて、空地と云う空地には、早咲きの除虫菊のようなのが雪のように咲いていた。
— 林芙美子 『清貧の書』 青空文庫
私は宿のお上さんに頼んで、岡山行きの途中下車の切符を、除虫菊の仲買の人に壱円で買ってもらうと、私は兵庫から、高松行きの船に乗る事にした。
— 林芙美子 『放浪記(初出)』 青空文庫