行けども行けども
いけどもいけども
表現
標準
as (one) walks on, and on
文例 · 用例
しかし行けども行けども同じような低い、丸い砂の丘ばかりで、見渡しても見渡しても船の影はおろか、貝殻一つ見当らなかった。
— 夢野久作 『怪夢』 青空文庫
水は半ば凍り、泥濘も脛を没する深さで、行けども行けども果てしない枯葦原が続く。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
その日本漫遊の途次、越後路まで来ると行けども行けども人家の無い一本道にさしかかった。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
この氷山は途方もなく広いので、われわれはその上を少なくも二十マイルは歩いたが、行けども行けども果てしがありそうにも思われなかった。
— 北極星号の船長 医学生ジョン・マリスターレーの奇異なる日記よりの抜萃 『世界怪談名作集』 青空文庫
いと広き原にて、行けども行けども尽くることなし。
— 幸田露伴 『知々夫紀行』 青空文庫
しかしながら行けども行けども他の道に出遇いかねる淋しさや、己れの道のいずれであるべきかを定めあぐむ悲しさが、おいおいと増してきて、軌道の発見せられていない彗星の行方のような己れの行路に慟哭する迷いの深みに落ちていくのである。
— 有島武郎 『二つの道』 青空文庫
十五年から二十年に及ぶらしい若々しい杉の木立が行けども行けども尽きなかった。
— 若山牧水 『みなかみ紀行』 青空文庫
行けども行けどもただ樹木であり、幹であり、黄葉であり、落葉であるのだ。
— 若山牧水 『みなかみ紀行』 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4