吾が身
あがみ
代名詞
標準
you
文例 · 用例
ただ「群」をののしり、己れの所謂「孤高」を誇るのが、外国にも、日本にも昔はみな偉い人たちが「孤高」であったという伝説に便乗して、以て吾が身の侘びしさをごまかしている様子のようにも思われる。
— 太宰治 『徒党について』 青空文庫
そこで政宗は仕方が無い、もとより我慾によって国郡を奪ったのではござらぬ、という潔い言葉に吾が身をよろおって、会津も仙道諸郡も命のままに差上げることにした。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
貞盛の妻は恩を喜んで、よそにても花の匂の散り来れば吾が身わびしとおもほえぬかな、と返歌した。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
定基は其の傍に昼も居た、夜も臥して、やるせない思いに、吾が身の取置きも吾が心よりとは無く、ただ恍惚杳渺と時を過した。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
今日以後も昨日以前同樣の取扱方を吾が身に加へて居て、而して明日からは往日と異なつた結果を得ようといふ其樣な得手勝手な注文は成り立つ道理が無い。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
轉地、湯治、海水浴等は、其の土地状態、温泉成分、海潮刺激等が有效なるのみならず、新境の現前といふことが、直ちに人の外境に對する對抗應變の自然の作用を開始せしめて、そして其の爲に張る氣を致さしめ、其の張る氣の生ずると同時に疾病や疲憊をして吾が身心より去るを致さしむるのである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
併し吾が身を觀るに吾が所攝で無き如きものが有り、吾が所知で無き如き運動が行はれて居るのを覺える。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
仰げば蓋を張つたやうな樹の翠、俯けば碧玉を溶いたやうな水の碧、吾が身も心も緑化するやうに思はれた。
— 幸田露伴 『華嚴瀧』 青空文庫
作例 · 標準
吾が身の例文1
吾が身の例文2
吾が身の例文3
吾が身の例文4
標準
myself
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