脂肪質
しぼうしつ
名詞
標準
fatty
文例 · 用例
曲線的でなくして直線的であり、脂肪質でなくして筋骨質であることである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
この社会に有りがちのことでもあり、親や妹たちもいるので、銀子もよほど目を瞑ろうと思うこともあったが、脂肪質の顔を見るのも※液が走るようで、やはり素直にはなれないのだった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
が、骨の細い、そして筋肉あるいは脂肪質の異常に多い人の場合には、不十分なのだ。
— 『モルグ街の殺人事件』続編 『マリー・ロジェエの怪事件』 青空文庫
以前に知つてゐた彼女も、またさうした種類の眉を引く女で、靴下も蛇の鱗のやうな光沢のあるものをはき、洋服の柄も、原色的な、大きな格子縞でした、いま私の前に立つてゐる彼女は、全く変つてしまつて、純日本的な和服姿なのです、脂肪質な女から、脂つ気をぬいた感じを受けました。
— 小説 『小熊秀雄全集−15−』 青空文庫
一人は大学の制服を着けた背の高い脂肪質な、顔色の白い眉の優しい二十四五の男で、もう一人は新しい仕立上げらしい背広に、草色のソフトをかぶつた背の低い、がつしりした体格で、襟元に一文字に結んだまゝ黒いネクタイがその角ばつた髭あとの青い顎によい対照をなしてゐた。
— 島田清次郎 『二人の男』 青空文庫
脂肪質の赧ら顔は、昔ながらに健康そうであった。
— 国枝史郎 『銀三十枚』 青空文庫
調理に使うほとんどすべての酸性の野菜および脂肪質すなわち脂ぎった食品は銅に作用してその一部分を溶かす。
— A TREATISE ON ADULTERATIONS OF FOOD, AND CULINARY POISONS 『食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)』 青空文庫
おそらく身長の限度にまで充分に発達した少女らしい肢体は、まだ脂肪質の生成にいささかも禍ひされてゐないため、つつましやかな脹らみを有つてゐる胸のあたりの線も、此年頃の大抵の日本の女に見られるやうな醜い欠点とはならなかつた。
— 神西清 『水と砂』 青空文庫
作例 · 標準
脂肪質の多い食事を続けていると、肌荒れやニキビの原因になりやすい。
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この動物の肉は脂肪質が豊富で、極寒の地での貴重なエネルギー源となる。
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彼はもともと脂肪質の体質なので、少し運動しただけですぐに汗をかく。
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