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礼奉公

れいぼうこう
名詞
1
標準
free service after one has finished one's apprenticeship
文例 · 用例
彼は千次郎といって九つの春から市ヶ谷|合羽坂下の質屋に奉公していたが、無事に年季を勤めあげて、それから三年の礼奉公をすませて、去年の春から新宿に小さい古着屋の店を出して、おふくろと妹と三人暮しで正直に稼いでいる。
帯取りの池 半七捕物帳 青空文庫
それが明けると、一年の礼奉公――それを勤め上げないものは碌でなしで、取るにも足らぬヤクザ者として町内でも擯斥されたものでありました。
私の子供の時のはなし 幕末維新懐古談 青空文庫
すなわち明治七年の三月十日で文久三年の三月十日に師匠へ弟子入りをしてから正に丸十一年で(礼奉公が一年)年明けすなわち今日の卒業をしたのでありました。
年季あけ前後のはなし 幕末維新懐古談 青空文庫
訪ねて来てくれる客も多く、誰を見ても逢いたいと思う人ばかりで、帰国後は思ったより多忙しい日を送ったが、その中でも彼は泉太や繁をそれまでに大きくしてくれた人達への礼奉公を志した。
島崎藤村 新生 青空文庫
彼が現に負いつつある重荷も、義雄兄夫婦や祖母さんへの礼奉公も、すべては彼女のためと考えるように成った。
島崎藤村 新生 青空文庫
その心支度をすることも彼に取っては礼奉公の一つであると考えた。
島崎藤村 新生 青空文庫
十二の年から十何年か勤め、その後で御礼奉公を二三年やって廿幾つかで年が明け、それから独立したわけだ。
高村光太郎 回想録 青空文庫
」「わたし、パレスの方は借金は返してしまうし、御礼奉公もちゃんと半年いてやったんだから、母さんが生きてれば家へ帰って堅気で暮すんだけれど、わたし、あんたも知ってる通り、父さんも母さんも皆死んでしまって、今じゃほんとの一人ぼっちだからさ。
永井荷風 吾妻橋 青空文庫
作例 · 標準
彼は丁稚奉公を終えた後、感謝の気持ちを込めて一年間の礼奉公をした。
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昔の職人の世界では、師匠への恩返しとして礼奉公をするのが習わしだった。
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礼奉公の間は給金は出ないが、一人前の職人として扱ってもらえる。
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