行きがかり上
いきがかりじょう異読 ゆきがかりじょう
表現
標準
by force of circumstance
文例 · 用例
どんな風にしたら、彼等の絶望した心を引き立たせ、彼等の歪んだ意志を――事件の行きがかり上、ほんの一時的な假りの性格をとつてゐたところの、が現在は、殆どその使ひ方も知らぬ異樣な力として彼等自身のうちに持ち扱つてゐるところの、その意志を調節してやれるでせう?
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『或女友達への手紙』 青空文庫
この方面に関しては私ははなはだ不案内であるが上述の所説の行きがかり上少しばかり蛇足を加えることを許されたい。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
猫は自分の家へかならず帰るという伝説があるから、今度は二度と帰られないようなところへ捨てて来ようというので、かの三人は行きがかり上、一日の商売を休んで品川のはずれや王子の果てまで再び猫をかかえ出して行った。
— 猫騒動 『半七捕物帳』 青空文庫
「あのこと」は今までの行きがかり上、重吉の立つまえにぜひとも聞いておかなければならない問題だったからである。
— 夏目漱石 『手紙』 青空文庫
けれども行きがかり上やむをえないので、 「そう話したら、承知するだろうじゃないか」と勢いよく言ってのけた。
— 夏目漱石 『手紙』 青空文庫
けれども行きがかり上やむをえないので、「そう話したら、承知するだろうじゃないか」と勢いよく言ってのけた。
— 夏目漱石 『手紙』 青空文庫
笹村は行きがかり上、これまで係わっていた仕事を、ようやく真面目に考えるような心持になっていた。
— 徳田秋声 『黴』 青空文庫
が、それでも行きがかり上、田口と会見を遂げ得なかった顛末だけは、一応この母の耳へでも構わないから入れておく必要があるだろう。
— 夏目漱石 『彼岸過迄』 青空文庫
作例 · 標準
行きがかり上、私がこのプロジェクトの最終的な責任者を引き受けることになった。
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「行きがかり上、どうしても二人の仲裁をすることになってしまったんだ」
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これまでの経緯もあり、行きがかり上、従来の方針を維持せざるを得なかった。
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行きがかり上、彼らの二次会にまで夜通し付き合う羽目になった。
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