糎
サンチ
名詞
標準
centimeter (esp. of cannon caliber, etc.)
文例 · 用例
いつもより、十糎ぐらゐ深く頭をさげて敬礼をし、校門をはいつた。
— 新美南吉 『耳』 青空文庫
分水|嶺の頂上に降る雨が、實に一糎か二糎の相違から、一方は右に流れてやがては右の海にそゝぎ、他方は左に流れて左の海にそゝぐことになるときかされてゐたのも、こんなことなのだと思ひ合はされた。
— 新美南吉 『坂道』 青空文庫
直径が約七十|糎だから周囲は70cm×3.14=219.8cmというわけだ。
— 新美南吉 『ごんごろ鐘』 青空文庫
八十|糎ぐらいの太い竹の筒が台になっていて、その上にちょっぴり火のともる部分がくっついている、そしてほやは、細いガラスの筒であった。
— 新美南吉 『おじいさんのランプ』 青空文庫
生後二箇月目には、體重が五瓩、身長が五十八糎ほどになつて、ふつうの子より發育がよかつた。
— 太宰治 『陰火』 青空文庫
加害者は、この傷口やそれから後頭部の下部の骨折から見て、幅約〇・八|糎、長さ約五|糎の遊離端を持つ鈍器――例えば、先の開いた灰掻棒みたいなもので、背後から力まかせにぶん殴ったものですな」「他に損傷はないですか?
— 大阪圭吉 『気狂い機関車』 青空文庫
」 二 私は、喬介の推理に今更の様に唖然としながらも、鶴嘴の一方の刃先が長さ約五|糎程の撥形に開いた兇器――よく汽車の窓から見た、線路工夫の振上げているあの逞しい撥形鶴嘴を、アリアリと眼の中に思い浮べた。
— 大阪圭吉 『気狂い機関車』 青空文庫
そこで喬介の指図に従って、路面上の血の滴列の起点の上へ、恰度|操縦室の降口の床の端が来る位置に機関車が止ると、喬介は、給水タンクの線路側の梯子を真中頃まで登って行って、其処にタンクの横ッ腹から突出している径一|糎長さ〇・六|米程の鉄棒を指差しながら、下を振向いて助役へ言った。
— 大阪圭吉 『気狂い機関車』 青空文庫
作例 · 標準
旧海軍の戦艦に搭載されていた四十糎砲の威力は、当時の世界を震撼させた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
骨董市で見つけた古い大砲の模型には、口径が「五糎」と刻まれていた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
歴史小説の中で、敵艦の三十糎主砲が火を噴く緊迫した場面に息を呑んだ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview