紋白
もんしろ
名詞
標準
文例 · 用例
けふ始めてことしの蝶を見た、紋白蝶一羽。
— 種田山頭火 『松山日記』 青空文庫
それから緋縅蝶、紋白蝶なども採集した。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
と、紋白蝶がヒラヒラ飛んで来た。
— 原民喜 『焔』 青空文庫
紋白蝶なんかは黒蝶よりもあさっぽい気がする。
— 一九一四年(大正三年) 『日記』 青空文庫
黒塀の外には春の日の光に銀の粉を浴びた紋白蝶が一羽、気楽そうにひらひら飛んでいます。
— 芥川龍之介 『白』 青空文庫
晩春初夏の後楽園野球場には、しばしば、可憐な紋白蝶が一匹或るいは二匹、ひらひらと飛んでいる。
— 豊島与志雄 『ジャングル頭』 青空文庫
紋白や薄羽や白い山蛾が、硝子天井から来る乏しい残陽に翅を光らせながら、幾百千となくチラチラ飛びちがっている。
— 久生十蘭 『昆虫図』 青空文庫
畠の隅には、こぼれ生えの大根の花が咲き、紋白蝶が群り飛んでいる。
— 外村繁 『澪標』 青空文庫