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きょ
名詞
1
標準
文例 · 用例
試に諸君と共に、郊外に立って雪の山を見よう、雪が傾斜のある土の上に落ちると、水のように低きに就く性質を有するから、山の皺や襞折の方向に従って、それを溝として白い縞を織る。
小島烏水 高山の雪 青空文庫
ちょうど、その時分、隧道と凾とのコンクリが、毎日打ち続けられていたので、林田は、顔に白粉を塗ったまま、コンクリート・ミキサーの練台の上に、真っ先に飛び上がって、まだ量る必要もないのに、白土の袋の口を解いて、それを舟の中に空けるのだった。
――生きる為に―― 山谿に生くる人々 青空文庫
独立な屋根をもった舞台の三方を廻廊のような聴衆観客席が取り囲んで、それと舞台との間に溝のような白洲が、これもやはり客席になっている。
寺田寅彦 雑記(1) 青空文庫
左の一篇は、一般に予報の可能なるための条件や、その可能の範囲程度並びにその実用的価値の標準等につきて卑見を述べ、先覚者の示教を仰ぐと同時に、また一面には学者と世俗との間に存する誤解の溝を埋むる端緒ともなさんとするものなり。
寺田寅彦 自然現象の予報 青空文庫
それで下水|溝はすべてこれをミスシッピイ河に放流してしまうようになっている。
寺田寅彦 話の種 青空文庫
そこで色々試験をしてみた結果だというのを聞いてみるに、普通下水溝のごとき汚水中では精々四日間くらいしか生きていぬが、水が清浄なほど永く生きているそうである。
寺田寅彦 話の種 青空文庫
私は少し行き過ぎて、深い掘割溝の崖の縁に坐つて溝と道路のパースペクチーヴを眞中に入れたのを描いた。
寺田寅彦 寫生紀行 青空文庫
高壓電線の支柱の處迄來ると、河から直角に掘り込んで來た小さな溝があつた。
寺田寅彦 寫生紀行 青空文庫