椹
さわら異読 サワラ
名詞頻度ランク #44439 · 青空 54 例
標準
sawara cypress (Chamaecyparis pisifera)
文例 · 用例
何処も彼処もぴかぴかと黒く光るなかへこればかりは新らしく容れられた縁の部厚な椹の風呂桶の生々しい肌の色が、白くほっかりと浮んで見えた。
— 岡本かの子 『かやの生立』 青空文庫
夕方あんまり所在ないから、新町まで出かけて焼酎一杯、ついでに酢も一合求める、それから椹野河原へいつて宵待草を一株ひきぬいてきて庵の前に植ゑる、句も二つ拾つた、樹明君から雑草も借りた、いや御苦労々々々。
— 伊佐行乞 『行乞記』 青空文庫
椹野川にそうて散歩した、月見草の花ざかりである、途上数句拾うた。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
思ひ立つて山口へゆく、椹野川風景もわるくない、桜冬木、白梅紅梅、枯葦、枯草、ことに川ぞひの旧道は自動車が通らないのがうれしい。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
碁盤目の中には、十字に椹の籬が組まれた。
— 佐左木俊郎 『都会地図の膨脹』 青空文庫
檜木、椹、明檜、槇、※――それを木曾の方では五木といひまして、さういふ木の生えた森や林があの深い谷間に茂つて居るのです。
— 島崎藤村 『ふるさと』 青空文庫
茄子の支へ竹を拾ふべく椹野河原へまで出かける(近所にもあるけれど個人所有の山へはいるのはうるさいから)、月見草がうつくしく咲いてゐた、土手の葉桜もうつくしかつた。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
山口の句会へ行く、椹野川づたひに歩いて行つた、春景色、そして私は沈欝であつた、いつ訪ねても周二居はしづかであたゝかである、湯田温泉も私のかたくなにむすぼれた身心をほぐしてくれた、おいしい夕飯をいたゞいて、若い人々と話して、終列車で戻つた、まことによい一日一夜であつた。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
作例 · 標準
椹の木は成長が早く、庭木としても人気がある。
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昔から椹の材木は、風呂桶や寿司桶など水回りの道具に使われてきた。
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森林公園には、樹齢数百年の見事な椹の巨木がそびえ立っている。
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