傍白
ぼうはく
名詞
標準
(theatrical) aside
文例 · 用例
莊之助は舞臺の上の人物が傍白を云ふ時の樣に一度目を横へそらせて「あゝ」と云つてうなづいた。
— 梶井基次郎 『奎吉』 青空文庫
(傍白)大統領のやつ、少し折れて来たかな。
— 海野十三 『諜報中継局』 青空文庫
(傍白)この吉日をとり逃したら又何時ふんだんな人間の涙と呻きが私の喉に流れ込むかしれたものではない。
— 宮本百合子 『対話』 青空文庫
シェークスピアの芝居などには傍白(アサイド)というのがあるようだ。
— 戸坂潤 『一九三七年を送る日本』 青空文庫
併し今日の日本では割合そういう傍白が芝居の常道になっていない。
— 戸坂潤 『一九三七年を送る日本』 青空文庫
康頼 (傍白)あゝ何という不幸な目つきだろう。
— 倉田百三 『俊寛』 青空文庫
俊寛 (傍白)ほんとうにわしはどうしたのだ。
— 倉田百三 『俊寛』 青空文庫
成経 (傍白)まるで喪のような顔つきをしている。
— 倉田百三 『俊寛』 青空文庫
作例 · 標準
舞台劇で役者が観客だけに語りかける傍白は、物語に深みを与える。
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彼の突然の傍白に、会場はどっと沸いた。
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主人公の心の葛藤が傍白によって見事に表現されていた。
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ウィキペディア
傍白(ぼうはく、 は他の登場人物に演出上聞こえないというお約束のうえで発せられる登場人物の台詞である。わきぜりふとも。
出典: 傍白 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0