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牢名主

ろうなぬし
名詞
1
標準
head of a prisoners' group (Edo period)
文例 · 用例
牢内の習慣で、拷問をうける罪人があるときは、牢名主その他の古顔の囚人どもが彼に対して色々の注意をあたえ、拷問に堪え得る工夫を教えて、たとい責め殺さるるまでも決して白状するなと激励するのである。
岡本綺堂 拷問の話 青空文庫
牢名主の声がかりというので、彼は普通の囚人とは全然別格の待遇をうけて、他の囚人どもを手下のように使役するばかりでなく、三日に一度ぐらいは鰻飯などを食って贅沢に生活していた。
岡本綺堂 拷問の話 青空文庫
次郎兵衛は牢屋へはいってからもそのどこやら落ちつきはらった様子のために役人から馬鹿にはされなかったし、また同室の罪人たちからは牢名主としてあがめられた。
太宰治 ロマネスク 青空文庫
わたくし共はみんな一つところに入れられて居りましたが、牢名主は大阪屋花鳥という人で……」「大阪屋……。
大阪屋花鳥 半七捕物帳 青空文庫
牢名主の花鳥はかれらに対して、最初の十日ほどは優しくいたわってくれたが、かれらが少しく牢内の生活に馴れて、心もだんだんに落ちついて来ると共に、花鳥の態度は、だんだん暴くなって来た。
大阪屋花鳥 半七捕物帳 青空文庫
たとい替玉にしても、それが何者だか判らないので、そのまま翌年まで持ち越しになっていた処が、かの娘義太夫の一件で、牢名主の花鳥の噂が出た。
大阪屋花鳥 半七捕物帳 青空文庫
伝六のいうとおり、平牢の、それもおおぜい投げ込み牢の中では、牢つきあいの悪い者、牢名主にさからった者なぞは、深夜、さかつるし、水責め、あるいはまたふとん蒸しなぞの牢成敗に出会って、囚人が囚人に殺される例はままあることでした。
左刺しの匕首 右門捕物帖 青空文庫
なかでも不敵そうに、青黒い歯をむいてうす笑いを漏らしていたのは牢名主です。
左刺しの匕首 右門捕物帖 青空文庫
作例 · 標準
新入りは、牢名主の機嫌を損ねないように、息を潜めて生活していた。
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彼は刑務所内で最も古株であり、事実上の牢名主として他の囚人たちに睨みをきかせていた。
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時代劇で、牢名主が看守と結託して私腹を肥やす場面が描かれていた。
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