来話
らいわ
名詞動詞-サ変
標準
coming to talk
文例 · 用例
「ところで、その碁盤については怪談めいた由来話が付きまとっているのです。
— 薄雲の碁盤 『半七捕物帳』 青空文庫
「此日源士明、木駿卿、頼子善来話。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
されどまだ坐を定めた者はなく、向って右側のまんなか所の、杉を磨いた丸柱の前に団まって、移庁論の影弁慶が、南部だとか北部だとか、鮭の鑑定でもないことを云って居るのがあれば、その後を環る椽の欄干に凭れかゝって、万治|以来話でも位置の知れた両国橋を、あすこですなと新しそうに指さして居るのもある。
— 斎藤緑雨 『油地獄』 青空文庫
こう文楽を聴いていてしみじみと悟った圓朝は、以来話し口を、人物の出し入れを、「噺」全体を、極めて明るく明るくと勤めた。
— 正岡容 『小説 圓朝』 青空文庫
この梅は桑圃のほとりにあるか、はじめから袂にでも忍ばせてあったか、その辺の消息はわからぬが、青梅は元来話だけでも渇に悩む兵士の咽喉を霑す効能を持っているのだから、実際口にすれば架空の梅に百倍するものがあるに相違ない。
— 柴田宵曲 『古句を観る』 青空文庫
それで俳諧でも「カピタンをつくばはせ」たり「アラキチンタをあたゝめ」たりしながらいわゆる正風を振興したのであった。
— 寺田寅彦 『チューインガム』 青空文庫
私は流星の話をすると同時に、熱心な流星観測者が夜中空を見張っている話をして、それからいわゆる新星の発見に関する話もして聞かせた。
— 寺田寅彦 『小さな出来事』 青空文庫
いつのわれにはかわらじを、何とてさはあやまるや、世にただ一人なつかしき姉上までわが顔を見るごとに、気を確に、心を鎮めよ、と涙ながらいわるるにぞ、さてはいかにしてか、心の狂いしにはあらずやとわれとわが身を危ぶむようそのたびになりまさりて、果はまことにものくるわしくもなりもてゆくなる。
— 泉鏡花 『龍潭譚』 青空文庫
作例 · 標準
部長への来話があり、すぐに面談の場が設けられた。
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お客様からの来話を受け、丁寧に要件を伺った。
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遠方からの来話は、重要な内容であることが多い。
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