蚊の涙
かのなみだ
表現名詞
標準
pittance
文例 · 用例
吾々に支払う蚊の涙ほどの鑑定料が惜しいのかも知れないが、余計なところには一切|喙を容れさせないのだから詰まらない事|夥しい。
— 夢野久作 『無系統虎列剌』 青空文庫
蚊の涙にも足りねえようなそれっぱかりの儲けを目当にこんな小屋まで造ると思うか。
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
――私はあの女の弱い尻を知つてゐるので、大きい聲で言ひ觸らされるのがいやさに、蚊の涙ほど貢いで居ましたが、水の手がきれさへすれば、私だつて殺す氣になつたかもわかりません」 木之助の言ふことは、まことにヌケヌケして居りますが、その口幅つたい言ひ草から考へても、下手人らしくはありません。
— 毒矢 『錢形平次捕物控』 青空文庫
宝石の事なんかちっとも解りはしませんが、私の指環の蚊の涙ほど、小さい小さいダイヤなどと違って、この石は何んとなく私の心持を引付けるんです。
— 野村胡堂 『呪の金剛石』 青空文庫
作例 · 標準
長年の功績に対する報奨金は、蚊の涙ほどの額だった。
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プロジェクトの予算は削減され、残ったのは蚊の涙ほどの金額だった。
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毎月の給料から天引きされる税金に対し、手当は蚊の涙にも満たない。
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彼が受け取った賠償金は、失われたものの大きさを考えると蚊の涙でしかなかった。
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