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忍び泣く

しのびなく
動詞-五段-カ行動詞-自動詞
1
標準
to shed silent tears
文例 · 用例
まことに蕪村の俳句においては、すべてが魂の家郷を恋い、火の燃える炉辺を恋い、古き昔の子守歌と、母の懐袍を忍び泣くところの哀歌であった。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
――と思われたその静かな屋内の奥から、よよとばかりに忍び泣く女のすすり音がきこえました。
お蘭しごきの秘密 右門捕物帖 青空文庫
そうして忍び泣く少年の姿を見ないように横向きになったまま、わななく指で第一頁を開いた。
夢野久作 暗黒公使 青空文庫
いいえ、今もなお、私たちはあらゆる手をつくして、娘をさがしつづけているのです、しかしわが子を棄てた罪を、神様はまだお許し下さらないものと見え、娘は未だに私たちのもとへ帰ってこないのです」 夫人は、ハンケチを目にあて、肩をふるわせて忍び泣くのであった。
海野十三 爆薬の花籠 青空文庫
(寝台へ再び仆れて忍び泣く
国枝史郎 レモンの花の咲く丘へ 青空文庫
木の葉に滴る雨の声、やさしくも又ものうきはさすらふ身には一歩々々「悲しみ」の忍び泣く音と聞かれずや。
仏蘭西近代抒情詩選 珊瑚集 青空文庫
まち子は告発の理由として、キサマの身体は蛇になったぞ、蛇がウジャ/\まきついてるわ、というような怖しいことを荒々しい声で罵られたのですが、するとにわかにいずこともなく忍び泣くような悲しい幼女の声がして、アラ、ダメヨ、赤い頭巾をかぶせないで。
その三 魔教の怪 明治開化 安吾捕物 青空文庫
その沈黙を破つて、急に、忍び泣く二人の女の声……。
岸田國士 落葉日記 青空文庫
作例 · 標準
別れの時、彼女は彼の胸で静かに忍び泣いた
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失敗を悔やんで、彼は人気のない場所でそっと忍び泣いた
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母親は、遠い故郷を思い出し、夜中に一人で忍び泣くことがあった。
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忍び泣く(しのびなく) — 幻辞.com