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買い上げ

かいあげ
名詞頻度ランク #11880 · 青空 5
1
標準
buying
文例 · 用例
この問題は、アメリカの農夫が作る小麦までが、英国に買い上げられ、ドイツの同志を打ち殺すイギリス兵士の胃の中に這入っていることを知るまで、彼を悩ました。
黒島伝治 反戦文学論 青空文庫
奥さんが、ごくわずかの間であったけれども、苦界というものに身を沈めていて、今年の始に新井田氏の後妻として買い上げられたのだという事実は渡瀬の心をよけい放埓にした。
有島武郎 星座 青空文庫
復一の家から買い上げて行く金魚の量も多くなった。
岡本かの子 金魚撩乱 青空文庫
だんだんにせり上げて十両までになったが、漁師たちはまだ渋っているので、友蔵兄弟は思い切って十二両までに買い上げると、漁師たちもようよう納得しそうになった。
岡本綺堂 青空文庫
漁師たちが十二両でも承知しなかったものを、由兵衛が十五両に買い上げたのならば論はない。
岡本綺堂 青空文庫
様子をうかがっていると、こちら側へ目をやって、夕刊の最新版を大声で売る少年を見つけると、辻馬車や乗合馬車のあいだを走り抜け、ひとつ買い上げた。
THE STOCK-BROKER'S CLERK 株式仲買人 青空文庫
そは婦女子に実業的の修養をなすの要用ありと確信し、その所思を有志に謀りしに、大いに賛同せられければ、即ち亡夫の命日を以て、角筈女子工芸学校なるものを起し、またこの校の維持を助くべく、日本女子恒産会を起して、特志家の賛助を乞い、貸費生の製作品を買い上げもらうことに定めたるなり。
福田英子 妾の半生涯 青空文庫
そうして、自作は、宮内省御買い上げという下げ札が附いて開会期中そのまま陳列することにして公衆の展覧に供した。
聖上行幸当日のはなし 幕末維新懐古談 青空文庫