習い性
ならいしょう
名詞
標準
ingrained habit
文例 · 用例
ローラン・ダーヴィユーまた述べたは、かつてアラビヤのある港で、一水夫が灰一俵|とかいうものはこれを恣まにすれば所を嫌わず続出し、これを忍べば習い性となって決して暴かに出て来るものでない。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
習い性となる、で、件の犬も、持斎すべく育てられたのであろう。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
エティケットだけではない、そういう習い性さえ持っている。
— 戸坂潤 『思想動員論』 青空文庫
寂寞たる空山の夕べを、ひとり山上に歩み行くのですから、何を歌おうと、あえて干渉する者はないのですが、習い性となって、ふと弁信からの横槍をおそれ、そこに良心のひらめきというようなものがあって、自発的に「人も通らぬ山道」の歌を中止してしまったのかとも思われます。
— Ocean の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
その次の晩もやっぱり飲んで……それがとうとう習い性になって……今じゃもうそれがないと寝つけないのですよ。
— TUPEJNYJ HUDOZHNIK 『かもじの美術家』 青空文庫
おいしいから止められないのではなく、たいていは習い性になっていて止められないひとが多い。
— 北大路魯山人 『材料か料理か』 青空文庫
それが習い性となって、今日当局者や有志者が、百方勧誘して彼らを分散せしめようと思っても、彼らは容易に分散しない。
— 喜田貞吉 『特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ』 青空文庫
しかしながらこれまた世間の圧迫が、彼らをしてこの窮地に陥らしめ、遂には自暴自棄の結果として、稀に得らるるこの低級の快楽に満足せしめ、習い性となって、劣等の生活をもさまで気にせぬようになった事を忘れてはならぬ。
— まず部落としての集団的取扱いを廃せよ 『特殊部落ということについて』 青空文庫
作例 · 標準
朝起きたらすぐに窓を開けるのが習い性になっていて、冬でも欠かさない。
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彼は考えるよりも先に体が動いてしまうのが習い性だ。
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幼い頃からの読書習慣が習い性となり、今では本なしの生活は考えられない。
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