旅稼ぎ
たびかせぎ
名詞動詞-サ変
標準
working away from home
文例 · 用例
実はね、媽々衆、ああ見えて、浮気もんでね、亭主は旅稼ぎで留守なり、こちらのお若い方のような、おッこちが欲しさに、酒どころか、杯を禁っておりますんでね。
— 泉鏡花 『唄立山心中一曲』 青空文庫
むかし、備前少将光政が、旅稼ぎをする手品師の岡山の城下に来たのを召し出して、手品を見た事があつた。
— 薄田泣菫 『手品師と蕃山』 青空文庫
旅稼ぎから帰って来た青柳は、放浪者のように窶れて、すってんてんになってお雪のところへ転げこんで来るのであったが、お雪は切れた切れたと言いながら、やはり男の帰って来るのを待っていた。
— 徳田秋声 『爛』 青空文庫
そんな時に、気のおけない身の上ばなしの出来るお雪が、青柳と一緒にしばらく東北の方へ旅稼ぎに出ていて、東京にいないことが、お増には心寂しかった。
— 徳田秋声 『爛』 青空文庫
で、旅稼ぎの女芸人、一座に不平のことがあって、一人脱け出して湖水を船で、対岸へ渡ろうとした際に、あなた様のご難儀を見、お助けしたのでございます。
— 国枝史郎 『血煙天明陣』 青空文庫
中には江戸子で土地を食詰めまして、旅稼ぎに出て来たというような職人なども居ります。
— 三遊亭圓朝 『菊模様皿山奇談』 青空文庫
また彼らが旅稼ぎを為すには、既に述べた如く、所在の浮浪人の長、すなわちいわゆる長吏法師の縄張りを侵すものとして、まず以てその地の長吏に渉りをつけなければならぬ。
— 喜田貞吉 『賤民概説』 青空文庫
中には一定の居所を有せず、旅稼ぎの渡り芸人となり、浮浪の傀儡子の仲間になったのも多かろう。
— 喜田貞吉 『俗法師考』 青空文庫
作例 · 標準
若手芸人たちは地方を旅稼ぎして回り、少しずつ名前を売っていった。
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冬の間だけ都会へ出て旅稼ぎをし、家族に仕送りをする。
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旅稼ぎの生活は不安定だが、新しい土地での出会いに刺激を受ける。
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