幻辞.com

歩み板

あゆみいた
名詞
1
標準
footboard
文例 · 用例
枠網内の鰊はぽん※で畚にうつされ、出面たちはかけ声勇ましく歩み板を渡って廊下にはこぶ。
島木健作 鰊漁場 青空文庫
柳の植わった岸には、木の下に、大きい荷がいくつも捨ててあるし、岸から歩み板が、幾十枚もかかっていて、船頭が、旅客が、口々にざわめいていた。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
「小柄で、押開けるがよい」 小太郎は、冷やかに、こう云って、川岸から、舟への歩み板を、半分程渡って行って「船頭、灯をかしてくれぬか」 舟からは、答えがなかった。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
千余艘の纜、舳綱が組み合わされ、綱の間には船をつないで入れ、歩み板が渡された。
第八巻 現代語訳 平家物語 青空文庫
くらやみ、利根を渡るのはこれで三度目だが、渡船の歩み板を一足ポンと此方へ降りりゃ、おいらのためにゃ仇ばかりよ。
三好十郎 斬られの仙太 青空文庫
また穴の縁まで戻って来てあちらこちらと眺めると、向う側に歩み板がついているからそっちへ廻って行ってそろそろと穴の底へ下りて行く。
久生十蘭 魔都 青空文庫
大して迷いもせずに放送局の工事場の口まで来て、闇をすかしながら歩み板の上の方を見上げると、秀陳がトロッコの傍を手持ち無沙汰なようすでウロウロと歩き廻っている。
久生十蘭 魔都 青空文庫
」 仰天して秀陳が歩み板を駆け降りてくるのを見すますと、自分はまた以前のところへ取ってかえす。
久生十蘭 魔都 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日歩み板について考えている。
歩み板という言葉は日本語で重要だ。
彼は歩み板の意味を理解している。
この文には歩み板が含まれている。