末輩
まっぱい
名詞
標準
underling
文例 · 用例
内弟子の末輩とムキになって喧嘩したり、芸の上の議論でズブの素人と口角泡を飛ばす位の事は日常茶飯である。
— 夢野久作 『実さんの精神分析』 青空文庫
この大阪の系統が文壇に君臨している光景は、私たち大阪の末輩にとってはありがたいことであった。
— 織田作之助 『武田麟太郎追悼』 青空文庫
私部小室もそれほどに日置の家を恨み居るかどうか、領内の重もな人々もそれほど無法な恨を持つて居るかどうか、末輩の者の淺墓な考から起つた事でゝもあると、餘り大業な仕返しをやつては、取返しのつかぬ不利に陷るかも判らぬ……。
— 伊藤左千夫 『古代之少女』 青空文庫
私はその画を見、その文章を読みながら、せめてこの身も男と生れた甲斐性には、たとへ海賊の末輩であらうが夜盗の弟子とならうが悔いもない、あのやうな美女の肩へなりと腕でも載せて見たきものよ――と希つた。
— 牧野信一 『天狗洞食客記』 青空文庫
同一社をまとめて、その資格のいいのから上席を取つてあるから、雪影はメール社の末輩の下に坐わらせられる樣なことになつた。
— 放浪 『泡鳴五部作』 青空文庫
それが他社の末輩の下座に置かれるのを、潔く辛抱するほどまだ墮落してをらない。
— 放浪 『泡鳴五部作』 青空文庫
是において考証家の末輩には、破壊を以て校勘の目的となし、毫もピエテエの迹を存せざるに至るものもある。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
寛政三年生で當時三十八歳の戲作者焉馬が、壽阿彌のためには自分の贔屓にして遣る末輩であつたことは論を須たない。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫
作例 · 標準
「私のような末輩が、大先輩であるあなたに意見するなどおこがましい限りです。」
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彼は組織の末輩にすぎなかったが、その類まれなる行動力で徐方に頭角を現していった。
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王宮の末輩として働く少年は、いつか騎士になって国を守るという夢を抱いていた。
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