念を押す
ねんをおす
表現動詞-五段-サ行
標準
to remind (someone of something)
文例 · 用例
その五両を徳兵衛の前へ出して左膳、T「手付が五両」 それから、T「残金は夕方に持参する」 と言って立ち去ろうとしたが振り返って徳兵衛に、T「買った以上は身共の品」T「夕方迄確かに貴様に預けたぞ」 と、念を押す。
— 山中貞雄 『なりひら小僧』 青空文庫
ほんとうに寝ているのかと念を押すと、寅次は確かに寝ていると云った。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
「為さんはお内ですね」 再び念を押すと、お新は内にいるとはっきり答えた。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
そこへみだりに踏み込むことは出来ないので、半七が一応の念を押すと、良助はうなずいた。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
そうすると、どうしても親殺しですから、七之助さんも覚悟を決めたらしいんです」「婆さんの顔がまったく猫に見えたのか」と、半七は再び念を押すと、お初は自分の眼にも七之助の眼にも確かにそう見えたと云い切った。
— 猫騒動 『半七捕物帳』 青空文庫
媒酌人は念を押すように、そう言って、それから次のように言いました。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
……お前さんに漕げるかい、と覚束なさに念を押すと、浅くて棹が届くのだから仔細ない。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
堀木も、それを知っているので、自分にそんな念を押すのでした。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
作例 · 標準
出かける前に、戸締まりをしっかりするように母に念を押された。
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重要な会議の開始時間を、秘書が参加者全員に念を押した。
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彼は部下に対して、二度と同じ間違いをしないようにと念を押した。
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