月決め
つきぎめ
名詞
標準
文例 · 用例
月ぎめをやっているそうでした。
— 一九四〇年(昭和十五年) 『獄中への手紙』 青空文庫
この月ぎめというところに一寸気をひかれ離れを検分したわけです。
— 一九四〇年(昭和十五年) 『獄中への手紙』 青空文庫
町人に生まれ、折から興隆期にある町人文化の代表者として、西鶴は談林派の自在性、その芸術感想の日常性を懐疑なく駆使して、当時の世相万端、投機、分散、夜逃げ、金銭ずくの縁組みから月ぎめの妾の境遇に到るまでを、写実的な俳諧で風俗描写している。
— 宮本百合子 『芭蕉について』 青空文庫
月ぎめの人でも、年ぎめの人でも、先口に貸してあげるわ。
— ――近代説話―― 『高尾ざんげ』 青空文庫
月ぎめということになるてえと、十両は安いところ、玉によっては二十両ぐらいはサラサラと出す。
— 恐山の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
給料は月ぎめでも年ぎめでも、どつちでもいゝつて言つてござるんだ。
— 岸田國士 『秋の雲』 青空文庫
月ぎめぢや、どうなるかわからないから……」 と、アメリイが、これも、けだるさうに応じた。
— 岸田國士 『ある夫婦の歴史』 青空文庫
辻のせいばかりじゃない、月ぎめ銀二朱で借りた見るかげもない古四ツ手。
— 初春狸合戦 『顎十郎捕物帳』 青空文庫