騒人
そうじん
名詞
標準
poet
文例 · 用例
四 古来富士山の美については多くの墨客騒人が競って絵に描き詩歌に作ったが、しかし誰一人その富士山の物騒な方面を説いたものはない。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
或日の事、中の騒人、頭の馬鹿に大きい男が、少々、風の気味と云ふので、切りと、猫の様なクシヤミをして居る。
— 尾崎放哉 『俺の記』 青空文庫
言ふを休めよ、騒人清閑多しと。
— 芥川龍之介 『「鏡花全集」目録開口』 青空文庫
この盆地もと三峡川一処に会するが故に、(一川|神瀬はやや下流において合する)郷土の騒人はひそかに支那四川省巴東三峡に擬して、いはゆる三巴または巴峡と呼んでゐるが、夏日は白雲豊かに立ち騰つて翠巒は四囲を環擁しその中には天正年間以来の古衛があつて、街路に立てば郭外の灘声を聞くことが出来る。
— 中村憲吉 『三次の鵜飼』 青空文庫
(「騒人」昭和三年三月)
— ――話上手の話―― 『大菩薩峠芝居話』 青空文庫
既に「騒人」と称する文学雑誌の如きは、カッフェー特別号なるものを編纂し、文芸諸名士のカッフェーに関する名文を網羅して全冊を埋めていた。
— 永井荷風 『申訳』 青空文庫
騒人にひたと閉して花の寺三月二十九日 丸之内会館、藤実艸宇招宴。
— 高浜虚子 『六百句』 青空文庫
四十六歳の私が、最初の作品を発表した時に、「こんな人も、小説を書きはじめた」 と、個人雑誌「騒人」に、すこぶるユーモアな筆で、しかも好意たっぷりに書いてくれたのは、村松|梢風氏であった。
— 野村胡堂 『胡堂百話』 青空文庫
作例 · 標準
その騒人は、時代を超えて多くの人々に愛される詩を残した。
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文壇には、個性豊かな騒人が集まっている。
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彼は酒をこよなく愛する騒人として知られていた。
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