探し歩く
さがしあるく
動詞
標準
文例 · 用例
私の魂はどこか入口はないかとその人の身体のまはりを探し歩くやうです。
— 岡本かの子 『愛』 青空文庫
私の魂はどこか入口はないかとその人の身体のまわりを探し歩くようです。
— 岡本かの子 『愛』 青空文庫
これなる眉間の傷を名乗り代りの手形に致して、かように釣の道具を携えながら、足のむくまま、気のむくままに、退屈払い探し歩く釣侍と思えば当らずとも遠からずじゃ、時に、いかがでござるな。
— 三河に現れた退屈男 『旗本退屈男 第五話』 青空文庫
何でも、「哲学者の石」というのがあって、それさえ使えば万物が黄金にかわる筈だと云い出したものがいて、今度は哲学者の石を探し歩く宝探しのようなことが始まりました。
— 海野十三 『科学が臍を曲げた話』 青空文庫
そして彼方、此方と、しきりと探し歩くうちに、昼間、吉宗が旗本たちにあばかせた血塚の前でハタと足を止めると、「オオ、これだ……これにちがいない」と呟やきました。
— 吉川英治 『江戸三国志』 青空文庫
蜂は野原に飛んで行つて、花をたづねては食料をさがし歩く。
— STORY-BOOK OF SCIENCE 『科学の不思議』 青空文庫
そしてこれらの発光器は大抵みな腹の方ばかりにあるので、深海の底を照らしながら食餌を捜し歩くには都合のよい探海灯の用をするのだろうと思われる。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
お千代はこんな家へはあまり立寄らない方がいいと帰道には思返しながら、翌る日になると女給の口を捜し歩くのがいやなのと行きどころがないのとでまた立寄って時間をつぶす。
— 永井荷風 『ひかげの花』 青空文庫