御神籤
おみくじ
名詞
標準
fortune slip (usu. bought at a shrine)
文例 · 用例
今もお堂で御神籤を頂いたんですが、やっぱり凶と出たので……」と、女は苦労ありそうに細い眉を寄せた。
— 帯取りの池 『半七捕物帳』 青空文庫
御奥の老女は御神籤を下しに行く。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
わたしは試みに一銭銅貨を入れてみると、からからという音がして、下の口から小さく封じた活版刷の御神籤が出た。
— 岡本綺堂 『春の修善寺』 青空文庫
将軍にもし霊あらば、どの御神籤にもみんな凶が出るに相違ないと思った。
— 岡本綺堂 『春の修善寺』 青空文庫
きょうまでゆくえの知れない以上はもう死んだものに決まっているのだが、それでも死骸を見ない以上はまだなんだか未練があるので、おかみさんは今日も浅草の観音さまへ御神籤を取りに行った。
— 新カチカチ山 『半七捕物帳』 青空文庫
安産のお守を受けたり、御神籤を引いている人もあります。
— 小金井喜美子 『鴎外の思い出』 青空文庫
また御神籤を引いて」 継子は長さ二寸五分幅六分ぐらいの小さな神籤箱の所有者であった。
— 夏目漱石 『明暗』 青空文庫
日參をして岡つ引に睨まれた日にや、江戸に怪しくない人間は幾人もゐないことになるぜ」「それが變なんで」「娘が綺麗過ぎるんだらう」「その綺麗過ぎる娘が、觀音樣にお詣りをするだけなら構はないが、必ず御神籤を引くのはどうしたわけでせう」「毎日か」「一日も缺かしません。
— 第廿七吉 『錢形平次捕物控』 青空文庫