来唐
らいとう
名詞
標準
文例 · 用例
幸い持合せの些泥臭いが見かけは立派な円筒形の大きな舶来唐墨があったので、快く用立てた。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
即ち六朝以來唐宋元明までの書と云ふものは古來相傳の法があつて、其の法に合ふやうにと、努めて古法を學ぶことを主としたのであつて、それが即ち作意で、其の作意に依つて熟境に入ることを主として居る。
— 内藤湖南 『北派の書論』 青空文庫
この史通が出來て、史記以來唐迄の歴史の總論が出來た。
— ――史記より清初まで―― 『支那史學史概要』 青空文庫
元來唐から宋にかけて、天子の爲めに詔勅を書く官があり、内制・外制といふ。
— ――史記より清初まで―― 『支那史學史概要』 青空文庫
文學の中でも、文は六朝以來唐まで四六文が流行したが、唐の中頃から韓柳諸家が起り、所謂古文體を復興し、凡ての文が散文體になつて來た、即ち形式的の文が自由な表現法の文に變つて來た。
— 内藤湖南 『概括的唐宋時代觀』 青空文庫
朝鮮の樂浪などの發掘物を見ますと、漢の時に已に織物などがよく進みまして、それ以來唐あたりまでは、樣式が變化するだけで格別進歩するといふことはないかとも思ひますが、兎に角大體唐まではだん/″\向上して進んで行く時代であつたといふことが出來ます。
— 内藤湖南 『近代支那の文化生活』 青空文庫
これは元來唐初の陸徳明の説に本づき、宋の呉才老などの叶音説、即ち日本でいへば、五音相通説から脱却して、古音が不明確であることを發明したのである。
— 内藤湖南 『平安朝時代の漢文學』 青空文庫
漢晉以來唐に至るまで、西域東陲から支那に歸化した外人は多くありまして、其の姓氏は或は出身郷土の名をとり、又は職業官爵等の名から採用したものが多くあります。
— 榊亮三郎 『金剛智三藏と將軍米准那』 青空文庫