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むせ返る

むせかえる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
1
標準
to choke
文例 · 用例
第三、第四、夫れも去つたと思ふ間もなく、彼れはとう/\むせ返るやうな寒い白さの中に包まれてしまつた。
有島武郎 潮霧 青空文庫
コティの香水の匂がハンカチからむせ返る程ふりまかれた。
渡辺温 父を失う話 青空文庫
ガンガンと響く会場の大工の金槌の音がいやに聞こえ出すのだ、むせ返る濁った空気が堪らなく咽喉を痛めることを考えるのだ、逃げ出したくなるのだ。
小出楢重 楢重雑筆 青空文庫
池の周囲には新緑の茂みが、むせ返るような明るい色に盛上っていたが、低い水の面は薄すらと黒ずんで、ひょろ長い四五本の松をのせた小島が、夢のように浮んでいた。
豊島与志雄 青空文庫
椎の花のむせ返るような匂いが濃く漂っていた。
豊島与志雄 波多野邸 青空文庫
ひでりつづきの後なので、坂道を上ると、土のいきれが顔をあおって、むせ返るように感じました。
小川未明 僕はこれからだ 青空文庫
純然たる支那市場であって、昼は大道芸人などが出ていろいろの芸当をやり、むせ返る程に人出がし、雑沓するということであったが、夜の此処は、恰度東京に於ける玉ノ井のような最下等の支那娼婦の張店街を現出していた。
国枝史郎 赤げっと 支那あちこち 青空文庫
むせ返るような前夜の幻に酔っていた。
――一名南蛮鋳物師の死―― 青銅の基督 青空文庫
作例 · 標準
ラーメンのスープが気管に入って、激しくむせ返った
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たばこの煙が充満した部屋に入り、思わずむせ返ってしまった。
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辛いカレーを一口食べて、その刺激にむせ返りそうになった。
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2
標準
to sob convulsively
作例 · 標準
彼女は親友との別れを惜しみ、声を殺してむせ返るように泣いた。
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悲しみのあまり、彼は息もつけないほどむせ返りながら泣きじゃくった。
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母の遺品を整理しながら、彼女は一人むせ返るような涙にくれた。
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むせ返る(むせかえる) — 幻辞.com