幻辞.com

一家族

ひとかぞく
名詞
1
標準
one family
文例 · 用例
蔦かずらの這う古く懐かしい家の中で、薪の燃えるストーヴの火を囲みながら、老幼男女の一家族が、祖先の画像を映す洋燈の下で、むつまじく語り合うことを言うのである。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
こういう家庭のありさまでしたから、近来私の一家族の中に、学校へ行くのに眼が覚めぬなどというもののあるのを聞くと、思わず知らず可笑しく思う位です。
幸田露伴 少年時代 青空文庫
頓て、此集會も終ると、十|時間近で、いよ/\弦月丸へ乘船の時刻とはなつたので、濱島の一家族と、私とは同じ馬車で、多の人に見送られながら波止塲に來り、其邊の或茶亭に休憇した、此處で彼等の間には、それ/\袂別の言もあらうと思つたので、私は氣轉よく一人離れて波打際へと歩み出した。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
△途上、鮮人の一家族に心を惹かれた、世帯道具を背負うて移動する道中らしい、蒲団、飯釜、行李、子供、そして弱者劣敗者である彼等は私にまで挨拶した、私は彼等に対して好感よりも哀感を持つた。
山口 行乞記 青空文庫
むこうの土手では摘草の一家族が水ぎわまでも摘み下りている。
岡本かの子 食魔 青空文庫
両優ふくんだような初対面の挨拶に代って、今や私達は真に打ち融け合った一家族の如き団欒をなす。
岡本かの子 鶴は病みき 青空文庫
雀の一家族は、おなじ場所では余り沢山には殖えないものなのであろうか知ら?
泉鏡花 二、三羽――十二、三羽 青空文庫
――(この枇杷の樹が、馴染の一家族の塒なので、前通りの五本ばかりの桜の樹(有島家)にも一群巣を食っているのであるが、その組は私の内へは来ないらしい、持場が違うと見える)――時に、女中がいけぞんざいに、取込む時|引外したままの掛棹が、斜違いに落ちていた。
泉鏡花 二、三羽――十二、三羽 青空文庫
作例 · 標準
その小さなアパートには、一家族がようやく暮らせるくらいの広さだった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
地震の後、避難所に一家族が毛布にくるまって身を寄せ合っていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
この地域では、一家族に一台の車が一般的だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash