側頭
そくとう
名詞
標準
文例 · 用例
(12) 此等の記録によると、蒙古人は前頭と左右兩側頭に髮を留めて、他は皆剃り去つたものと見える。
— 桑原隲藏 『支那人辮髮の歴史』 青空文庫
前頭に留めた髮は、今日の南支那の婦人の前髮の如く、その儘に垂下し、兩側頭に留めた髮は、之を辮み綰げて、幾分わが古代の耳鬘の如くして、その餘端を垂下したのである。
— 桑原隲藏 『支那人辮髮の歴史』 青空文庫
額の大半がもぎ取られ、ぎざぎざの穴から脳がはみ出し、側頭に流れ落ち、ぶよぶよした灰色の塊は泡立つ深紅の塊を戴冠していた――一発の弾の仕業だ。
— A. ビアス A.Bierce 『チカモーガ』 青空文庫
供無用と云われてもそのままにしてはおけない、お側頭矢田八郎左衛門と小姓二人が馬であとを追った。
— 山本周五郎 『備前名弓伝』 青空文庫
デンは周りを見渡し、二人目の悪漢の側頭部を一撃すると、横に倒れた。
— BEING AN ADVENTURE OF DRENTON DENN, SPECIAL COMMISSIONER 『ドレントン・デン特派員の冒険』 青空文庫
男が、強力な腕っぷしで、トリガーセンの側頭部を強烈に平手打ちすると、トリガーセンは山積みの帆にすっ飛んだ。
— TREGARTHEN'S WIFE 『トリガーセンの妻』 青空文庫
彼はカリエスの治療に胸骨の一部を切除し、また側頭動脈の結紮をしたと言われている。
— OUTLINES OF GREEK AND ROMAN MEDICINE 『ギリシャおよびローマ医学の概観』 青空文庫