薪能
たきぎのう
名詞
標準
noh theater performed at night by a fire
文例 · 用例
奈良に薪能が今でもあるなら是非見て来て書いてもらひたい。
— 正岡子規 『墨汁一滴』 青空文庫
薪能の語原に就いて、近年傾聴すべき新説のあることも知つてゐる。
— 折口信夫 『薪能と呪師走の翁』 青空文庫
春日社頭の薪能の翁は、此、呪師走と謂はれるものである。
— 折口信夫 『薪能と呪師走の翁』 青空文庫
そのいづれかは、今年薪能の群集に参加なされたあなた方の「勘」の直感する所に信頼をかけたいと思ふ。
— 折口信夫 『薪能と呪師走の翁』 青空文庫
即、社では、春日若宮祭りの一の松以下の行事、寺では興福寺の二月の薪能です。
— 折口信夫 『翁の発生』 青空文庫
薪能は田楽の中門口と同じ意味のものであつたらしいし、御祭りは全く、松ばやしの典型的のものであつたものと言へます。
— 折口信夫 『翁の発生』 青空文庫
薪能の起りは、恐らく翁一類の山人が、山から携へて来る山づとなる木を、門前に立てゝ行く処にあつたのであらうと思ふのです。
— 折口信夫 『翁の発生』 青空文庫
――これが薪能というものかもしれない。
— 山本周五郎 『山彦乙女』 青空文庫
作例 · 標準
夜の暗闇に燃え上がるかがり火に照らされ、薪能の幽玄な世界が広がった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
薪能の舞台では、パチパチとはぜる火の音が独特の緊張感を生んでいる。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
一度は観てみたかった薪能のチケットが手に入り、期待に胸が膨らむ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
ウィキペディア
薪能(たきぎのう)は、主として夏場の夜間、能楽堂、もしくは野外に臨時に設置された能舞台の周囲にかがり火を焚いて、その中で特に選ばれた演目を演じる能楽。
出典: 薪能 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0