将等
しょうとう
名詞
標準
文例 · 用例
仙道諸将を走らせ、蘆名を逐って会津を取ったところで、部下の諸将等が大に城を築き塁を設けて、根を深くし蔕を固くしようという議を立てたところ、流石は後に太閤秀吉をして「くせ者」と評させたほどの政宗だ、ナニ、そんなケチなことを、と一笑に附してしまった。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
関白はじめ諸大将等が帰って終って見ると何とかしたい。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
はや此辺は叛乱地で、地理は山あり水あって一寸|錯綜し、処々に大崎氏の諸将等が以前|拠って居た小城が有るのだった。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
昔の名将の伝記を繙いたならば、士卒に福を分かち、恵を贈るのに、昔の名将等がどんなに臨機の処置を取ったかが窺われるが、之に反して愚将弱卒等は常に分福の工夫に欠けたケチな行為を為すものである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
かくて信玄以来の智勇の武将等の諫言も、ついに用いられず、勝頼の自負と、跡部等の不明は、戦略を誤り、兵数兵器の相違の上に、更に戦略を誤ったのである。
— 菊池寛 『長篠合戦』 青空文庫
力と頼む各部隊の驍将等が悉く討死して指揮を仰ぐに由ない上に、総大将の退陣と聞いては、さしもの武田勢も乱軍である。
— 菊池寛 『長篠合戦』 青空文庫
二十八 間もなく、その兜の戦士は、手を上げて、散りぢりになりかけた他の将等を呼んだ。
— 宮本百合子 『古き小画』 青空文庫
儂にも判りませんな」「卿などは、幾度もイランの将等と、手合せしているのだから判らないとはいえない。
— 宮本百合子 『古き小画』 青空文庫