玉響
たまゆら
名詞副詞名詞-の形容詞
標準
short time
文例 · 用例
雪をおとして立つ鳥に、 妻がけはひのしるければ、仄かに笑まふたまゆらを、 松は畳めり風のそら。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
連れて翔けこしむらすゞめ、 たまゆらりうと羽はりて、沈むや宙をたちまちに、 りうと羽はり去りにけり。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
煙草のただよひ湿るたまゆら、辻なる※の絵硝子あがりぬ――ひびく舗石。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
どとと射つ我か、彼か、このたまゆら、勝つ者の正しき狙ひ神のみぞ知ろしめすらむ。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
白雪のふれば幽かに、たまゆらは澄みてありけど、白雪の消ぬるたまゆら、仄かなるまたも消にけり。
— 北原白秋 『雀の卵』 青空文庫
白雪のふれば幽かに、たまゆらは澄みてありけど、白雪の消ぬるたまゆら、ほのかなるまたも消にけり。
— 北原白秋 『観相の秋』 青空文庫
※りゆく日のあゆみたまゆらに明ると見つつ、過ぎし日のやるせなき思ひ出はまた※りゆく。
— 北原白秋 『思ひ出 抒情小曲集』 青空文庫
美は、飛んでいく鳥が、目をかすめるほど、たまゆらを閃くものであるというのはそれである。
— 中井正一 『美学入門』 青空文庫
作例 · 標準
玉響の夢のような時間だったが、その思い出は今も鮮明に胸に残っている。
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玉響の間に現れた虹が、次の瞬間にはもう消え去っていた。
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忙しい日常の中で、玉響の休息を得るために温かいお茶を淹れる。
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