寝押し
ねおし
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
pressing clothes, etc. by placing them under the bedding while one sleeps
文例 · 用例
中学校へはいってからは、校規のきびしい学校でしたので、おしゃれも仲々むずかしく、やけくそになって、ズボンの寝押しも怠り、靴も磨かず、胴乱をだらんとさげて、わざと猫背になって歩きました。
— 太宰治 『おしゃれ童子』 青空文庫
」「兄さん、ズボンを寝押してあげようか。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
着物は寝押しとか折畳みの手入れのない、外出着らしくないふだんの着物であり、洋服は余り着ていなかったようだ。
— 室生犀星 『我が愛する詩人の伝記』 青空文庫
通な人達からは※の腹と言われるピカピカの一張羅、それを寝押して夜昼オッ通して着ているらしく、部屋の中の調度も、田舎芝居の小道屋のようで、何となくケバケバしく見えます。
— 赤い痣 『銭形平次捕物控』 青空文庫
女将が階下へ下りかける、階子口ですれ違いに、「ゲンコツぁん、お居やすか」「まだ寝んねおしいしまへんのん」 桃龍と里栄が入って来た。
— 宮本百合子 『高台寺』 青空文庫
「いゝ子えな、もう寝んねおしか?
— 加能作次郎 『世の中へ』 青空文庫
」 時ちゃんは、枕元の紅いシクラメンの鉢をそっと押しやると、簪も櫛も抜いて、「さあ寝んねおしよ。
— 林芙美子 『放浪記(初出)』 青空文庫
「さあ、おねんねおし。
— 小川未明 『ごみだらけの豆』 青空文庫
作例 · 標準
旅行中はスーツケースの中で洋服がシワにならないよう、寝押しをしておくと便利だ。
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急いでアイロンをかけられない時は、重い本を使って寝押しをするという裏技もある。
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着物には寝押しをしてからたたむと、次に着る時もきれいな状態を保てる。
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