総高
そうだか
名詞
標準
total amount
文例 · 用例
しかしその総高はまだ千両に上らなかった。
— 雪達磨 『半七捕物帳』 青空文庫
なかには地所を買ふより割高になるといつて、展覧会があると、絵なぞ一|目とも見ようとはしないで、電話でもつて何号から何号まで総高|幾干を取除けて置いて貰ひたいと、恰ど勧業債券でも買込むやうな取引をするのがあるさうだ。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
その総高八尺三寸、その廻り六尺五寸、近付いて見れば今更らに鯱の見事さには驚かれる。
— 国枝史郎 『天主閣の音』 青空文庫
この記録はかれこれ二十年以上も続いていて、年月がたつにつれて一々の記入高が大きくなってゆき、終りに、五六度間違った寄算をした後に総高が出してあって、「ボーンズの身代」という言葉が書き加えてあった。
— 宝島 『宝島』 青空文庫
のみならず、毎年あるいは二、三年ごとに、人馬徴発の総高を計算して、それを人馬立辻ととなえて、道中奉行の検閲を経なければならない。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
言うまでもなく、その帳簿には過ぐる一年間の人馬徴発の総高が計算してある。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
看よ、徳川氏|瓦解に際し、旗下の士にして、御蔵元に負債したる総高、殆んど一千万円に上りしというにあらずや。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
南条は外まわりの総高塀を背にして、寄り来る人々を手玉に取りながら、一歩一歩と高塀の方へ押着けられて行くのであります。
— 如法闇夜の巻 『大菩薩峠』 青空文庫