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東々

東々
名詞
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標準
文例 · 用例
紀伊の藤代から大船を出して、四五十反の帆に東々北の風を受ければ、忽ちにして煩わしい此の世界はこちらに残り、あちらの世界はあちらに現われる。
幸田露伴 雪たたき 青空文庫
それの東々北には蝦夷富士がありその裾を尻別の美河が流れてゐるが、その川に沿うた高台が私の狩太農場であります。
有島武郎 農場開放顛末 青空文庫
京間の六畳一室四畳半一室、厨房も便所もほどよくしてある、水は前の方十間ばかりのところに汲揚ポンプがある、水質は悪くない、焚物は裏山から勝手に採るがよろしい、東々北向だから、まともに太陽が昇る(この頃は右に偏っているが)、月見には申分なかろう。
種田山頭火 四国遍路日記 青空文庫
陛下は、この島を、北東々に進ませて、ラガード(下の大地にある、この国の首都)の上に持ってゆくよう、お命じになりました。
GULLIVER'S TRAVELS ガリバー旅行記 青空文庫
風は……北東々だな……よし」 そう言いながら、彼は、一旦、窓に近づいて小萩の差しのべる手を握り、ゆつくり、裏の方へ歩いて行つた。
岸田國士 光は影を 青空文庫
東々風(巳の方)いなさ。
佐藤垢石 道具と餌と天候 青空文庫
現に鹿兒島市に於て南北又は是に近き方向の石垣は大部分倒壞又は大損害を被りたるにも係はらず東西若くは是に近き方向に延長せる石垣に損害少なきを觀ても西々北より東々南の方向に振動したる地震が最も強大なりしを察知するに難からず。
石川成章 櫻島噴火の概況 青空文庫
(二)、今回の破裂は北々東より南々西に走る霧島火山脈の活動にはあらずして是に交叉し西々北より東々南に走る地盤の弱線に沿て起れる火山活動にして、新噴火口は其線上に配列せり。
石川成章 櫻島噴火の概況 青空文庫