政官
せいかん
名詞
標準
文例 · 用例
「行政官はやはり早いですなあ。
— 平出修 『公判』 青空文庫
その鼻先へ出て「行政官は早いですなあ」と俺の顔と官報とを一目で覗き分けをしつつ云つたあいつの顔は「この冷笑と侮蔑と憐憫とを君に捧げよう」と云はんばかりであつた。
— 平出修 『公判』 青空文庫
」「それは、唯今のそれは、いやしくも行政官の一員たる、すなわち本職に向っての言語であるのですね。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
」 これがまた少なからずこの行政官を驚かした。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
私もね、出来得る限り、行政官の一員たるその威厳を保ってからに。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
そこで将門興世王を大に恨んで、京に馳せ上つて、将門興世王謀反の企を致し居る由を太政官に訴へた。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
右兵衛督、右大弁で参議にならないため太政官の政務に携わらないのを夫人は愁わしがっていた。
— 竹河 『源氏物語』 青空文庫
内記は太政官の吏員であったから、役向きのことが忙しかったのかおそくなって出て来た。
— 浮舟 『源氏物語』 青空文庫