言中
ごんちゅう
名詞
標準
文例 · 用例
おかみさんも仕舞には顳※に青い筋をうねらせて、自分の亭主にさゝやくと、めん鶏勧めて雄鶏が時を作ったのか、それとも亭主もさっきから癪に障っていたのか、藤崎さんにむかって「狂言中はおしずかに願います。
— 岡本綺堂 『三浦老人昔話』 青空文庫
そうして広東の三水県へ来て、その狂言中に幽霊が出たといい、またその幽霊が墓のありかを教えたといい、細工は流々、この狂言は大当りに当って、予想以上の好結果を得たというわけだ。
— 岡本綺堂 『女侠伝』 青空文庫
その狂言中にどうしたのか、六三郎は舞台で倒れてしまったのです。
— 岡本椅堂 『子供役者の死』 青空文庫
中止問題とは別物であるが、この狂言中に菊五郎が一部の観客の反感を買った事件があった。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
(大正九年二月、『太陽』二六ノ二)(二)性質 概言中に述べた平猴に似た物が明の黄省曾の『西洋朝貢典録』中と『淵鑑類函』二三四に記載さる。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
といい、またこの後ち明治三年に出版の「西洋事情」第二編の例言中に、彼ノ常言モ、我耳ニ新シキコトアリテ、洋書ヲ翻訳スルニ臨ミ、或ハ妥当ノ訳字ナクシテ、訳者ノ困却スルコト、常ニ少カラズ。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
(サミュエル・ジョンソン)貴君の遺言中に当院への遺贈を記入されんことを。
— 宮本百合子 『ロンドン一九二九年』 青空文庫
マルクスの共産党宣言中の文句は、「プロレタリアートは祖国を持たない。
— 豊島与志雄 『異邦人の意欲』 青空文庫