当たらず触らず
あたらずさわらず
表現名詞-の形容詞
標準
avoiding committing oneself
文例 · 用例
彼女はとても上品な身のこなしであったが、親しげに話しかけるという雰囲気でもなかったので、店の者は不思議に思いながらも当たらず触らずといった風に様子を見ている。
— 一つの追憶 『勇子』 青空文庫
」とか「どうしてでしょう」などと云うあたらずさわらずの言葉を多く使う。
— 一九二一年(大正十年) 『日記』 青空文庫
でも私のために死なれちゃ大変だと思って、あたらずさわらずの返事を出しましたが、この手紙がきっかけになって、時々三浦は私のお家に遊びに来るようになりました。
— 三浦環 『お蝶夫人』 青空文庫
あたらずさわらずのことを二三言云った。
— 豊島与志雄 『幻の彼方』 青空文庫
そこで警保局は緊急対策を慎重協議の揚句、あたらずさわらずの方針をヤット確立することにしたのである。
— 戸坂潤 『社会時評』 青空文庫
「あのひとはいつも、あんな風なんですか」 くい下っている素子に秋山が、あたらずさわらずに、「どっちかというと堅い感じのひとですがね、そう云えるでしょうね」 同意を求められた瀬川は、「元来あんまり物を云わない人ですね」 そう云った。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
「まさか、君は、あたらずさわらずの形式的な丁寧さを、あたりまえだと考えているんではないだろうね。
— 第五部 『次郎物語』 青空文庫
作例 · 標準
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