辻々
つじつじ
名詞
標準
文例 · 用例
彼は毎夜毎夜、まちの辻々のビラをひそかに剥いで廻つた。
— 太宰治 『猿面冠者』 青空文庫
彼は毎夜毎夜、まちの辻々のビラをひそかに剥いで廻った。
— 太宰治 『猿面冠者』 青空文庫
辻々の祭の太鼓、わつしよい/\の諸勢、山車は宛然藥玉の纒を振る。
— 泉鏡花 『月令十二態』 青空文庫
然ればその頃は、町々、辻々を、彼方からも、いなだ一|枚、此方からも、いなだ一|枚。
— 泉鏡花 『寸情風土記』 青空文庫
辻々には、ゴツゴツした拒馬が頑張った。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
辻々では歩哨が、装テンした銃を持って往き来する支那人を一人一人厳重に誰何した。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
また辻々には毒蛾の記事に赤インクで圏点をつけたマリオの新聞もはられてゐました。
— 宮沢賢治 『毒蛾』 青空文庫
が、町々辻々に、小児という小児が、皆おもちゃを持って、振ったり、廻したり、空を払いたりして飛廻った。
— 泉鏡花 『夫人利生記』 青空文庫