色食
しきしょく
名詞
標準
文例 · 用例
色食の慾もなかった。
— 菊池寛 『極楽』 青空文庫
肉体の欲望は人間の欲望の中でいちばん下等で、なかんずく色食の二欲は最も低級のものであるが、しかしそれらのものが下層のものであればあるだけ、一般民衆をしてこれを適当に満足せしむることは、やがて社会の基礎を固くし、国家の根本を養うゆえんである。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫
氏の意見によれば、色食の二者は人間の二大情欲である。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫
それが色食二欲という極めて常識的な根拠に立つ限り、大衆の無批判的受容を得ることは極めて容易であり、しかもそれが新装の労賃基金説の形をとる限り、資本制社会の存続する間は、社会的には決して克服せられ得ない、と云わなければならぬ。
— AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 『人口論』 青空文庫
この事は二人が詩を好むこと色食よりも甚しきを証する佳話として永く諸生の間に伝えられた。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫