東西古今
とうざいここん
名詞副詞
標準
all times and places
文例 · 用例
詩では食へぬといふ言葉は、東西古今にある言葉であるが、日本の今日のやうに、煙草銭も出ぬといふ有様は東西古今にはないのである。
— 中原中也 『よもやまの話』 青空文庫
そして童話そのものが、童話作家よりも古く、本質的に實在してゐたといふことは、東西古今を問はず、すべてのお伽話といふものは、元來同じ一つの物にすぎないといふことを證明する。
— 萩原朔太郎 『童話と教育について』 青空文庫
ドストイエフスキイやボードレエルは、多くの友人から鼻つまみにされたと言ふ話だが、一體藝術の天才といふ奴は、東西古今を通じて人づきあひが惡く、厄介な持てあましものである。
— 萩原朔太郎 『本質的な文學者』 青空文庫
作家はみな苦労し、努力し、工夫し、真剣に書いているのだが、ふと東西古今の大傑作のことを考えると、苦労も努力も工夫もみな空しいもののような気がしてならない。
— 織田作之助 『文学的饒舌』 青空文庫
この所謂生活派の何物たるかは後に言うが、もし単に「生活を描く」ことが、生活のための芸術であるとすれば、東西古今、あらゆる一切の文芸は、悉く皆「生活のための芸術」に属するだろう。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
そして実に東西古今、詩が音楽を規範とし、音律を以て形式とする所以が此処にある。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
もとより詩の原理するところは、東西古今を通じて一であり、時と場所による異別を考え得ないが、その特色について観察すれば、彼我自から異ったものがなければならぬ。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
もし彼等にして西洋や支那の詩を読み、自国の過去の詩を読んだら、東西古今を通じて、一もかくの如き没音律の詩がないこと、また詩の詩たる真の魅力が、音律美を外にしてあり得ないことを知るであろう。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
作例 · 標準
彼の研究は東西古今にわたる広範な知識に基づいていた。
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東西古今、人間の悩みは大きく変わらないのかもしれない。
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この図書館には東西古今の珍しい文献が所蔵されている。
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