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思い付く

おもいつく
動詞
1
標準
文例 · 用例
そんな訳であるから、この一篇は畢竟思い付くままの随筆であって、もとより論文でもなく、考証ものでもなく、むしろ一種の読後感のようなものに過ぎない。
寺田寅彦 西鶴と科学 青空文庫
自ら欺けるをかれはいつしか知りたれど、すでに一度自ら欺きし人はいかにこれを思い付くともかいなく、かえってこれを自ら誇らんとするが人の情の怪しき作用の一つなり。
国木田独歩 わかれ 青空文庫
政江にいってやるべきいろ/\な言葉を思い付くことによって、辛うじて疳癪を押えていた訳である。
織田作之助 俗臭 青空文庫
以上はただ全くの素人の想い出話のついでに思い付くままの空想を臆面もなく書付けて見ただけである。
寺田寅彦 鴫突き 青空文庫
月いと清うさしいでて、葉裏を透して照らすにぞ、偶然思い付く頬の三日月、また露れはせざるかと、懐中鏡を取出せば、きらりと輝く照魔鏡に怪しき人影映りけるにぞ、はっと鏡を取落せり。
泉鏡花 活人形 青空文庫
そう問われれば、我々が表現したり考えたり数字をいじくったりする際、ごく一般的にお世話になっている紙とペンの環境だろうと、誰もが思い付く
富田倫生 青空のリスタート 青空文庫
「さすが決戦だ、未来だ、新潮流だとあれやこれや思い付くかぎりのネタで大騒ぎしてきた高血圧マガジン!
富田倫生 青空のリスタート 青空文庫
やはり在来の辻斬りと同じように持ち槍の穂の冴えをためすのと、自分の腕の働きを試すのと、この二つであろうとは誰でも思い付くことであるので、江戸じゅうの槍術|指南者やその門人たちが真っ先に眼をつけられたが、その方面では取り留めた手がかりもなかった。
槍突き 半七捕物帳 青空文庫
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