還原
還原
名詞
標準
文例 · 用例
馬鹿野郎め、と親方に大喝されて其儘にぐづりと坐り沈静く居るかと思へば、散かりし還原海苔の上に額おしつけ既|鼾声なり。
— 幸田露伴 『五重塔』 青空文庫
馬鹿野郎め、と親方に大喝されてそのままにぐずりと坐りおとなしく居るかと思えば、散らかりし還原海苔の上に額おしつけはや鼾声なり。
— 幸田露伴 『五重塔』 青空文庫
かかる竜の像は追々その本旨を忘れ、古ギリシアの善性竜王同様、土地の守護神ごときものに還原され了ったとは、わが邦諸社の祭礼に練り出す八岐大蛇が本人間の兇敵と記憶されず、災疫を禳い除くと信ぜらるるに同じ。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
シナといふ國號の起源に就いては、學者間に異説があつて、或は雲南地方の※國と結合せしめ、或は之を安南地方の日南郡に還原せしめて説明する人もあるが、皆採るに足らぬ。
— 桑原隲藏 『秦始皇帝』 青空文庫