雑誌屋
ざっしや
名詞
標準
文例 · 用例
映画雑誌屋は、それを称して女工と呼んだ。
— ――飜弄さる 『蜻蛉』 青空文庫
新しく出来た六間道路とその辺の者が呼んでゐる通りには、まだギャレッヂと雑誌屋と玉突場とがあるきりだつた。
— 中原中也 『古本屋』 青空文庫
自分の小説が何かに出ると、方々の雑誌屋の店先で小説月評といったような欄をあさって見るが、いつでも失望するにきまっていた。
— 寺田寅彦 『まじょりか皿』 青空文庫
宅へ帰ってどうすると云うあてもないので、銀座通りをぶらぶら歩き、大店のガラス窓の中を覗いてみたり雑誌屋の店先をあさってみたり、しばらくはほとんど何事も忘れていた。
— 寺田寅彦 『障子の落書』 青空文庫
往復ハガキで下らない質問の回答を種々の形の瓢箪先生がたに求める雑誌屋の先祖のようなものに、千成瓢箪殿下が成下るところが聊か憫然だ。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
議論みたようなことは、あれは新聞屋や雑誌屋の手合にまかせておくサ。
— 幸田露伴 『鵞鳥』 青空文庫
それは一ヶ月の間雑誌屋の店頭に曝されたぎり、永久人間世界から何処かへ、運命の為めに持つて行かれて仕舞つた。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
それは一カ月の間雑誌屋の店頭に曝されたぎり、永久人間世界から何処かへ、運命の為めに持って行かれてしまった。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫