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引っ詰め

ひっつめ
名詞
1
標準
hair pulled tightly back in a bun
文例 · 用例
彼女は鬢を少し引っ詰め加減の島田に結い、小浜の黒の出の着つけで、湯島の家で見た時の、世帯に燻った彼女とはまるで別の女に見え、常子も見惚れていた。
徳田秋声 縮図 青空文庫
材木と材木の間には道路工事の銀沙の丘があり、川から舟で揚げるのだが、彼女は朝飯前にそこで陥穽を作り、有合せの板をわたして砂を振りかけ、子供をおびき寄せたりしていたが、髪を引っ詰めのお煙草盆に結い、涕汁を垂らしながら、竹馬にも乗って歩いた。
徳田秋声 縮図 青空文庫
さあ大騒ぎになって、近所の人達が駈けあつまると、女は十九か二十歳ぐらい、色白の小綺麗な娘ですが、見るからに野暮な田舎娘のこしらえで、引っ詰めに結った銀杏返しがむごたらしく頽れかかっていました。
地蔵は踊る 半七捕物帳 青空文庫
薄い鬢を引っ詰めたその顔は、昨夜見た時よりも荒れて蒼白かった。
徳田秋声 青空文庫
藤色の大振袖、曙色にぼかした精巧の袴を着けて、前半に短か刀を一本、顔は、その頃の寺小姓や色子の風俗で、薄化粧をほどこし、笹色の口紅まで差して居りますが、頭は不思議に引っ詰めた一束の下げ髪、こればかりは、全体の派手な調子と相応しません。
第三夜 お化け若衆 新奇談クラブ 青空文庫
兄はこの通りの病気で、この二三日は枕も上がらず――うつらうつらと高熱にうなされて、申すことも判然いたしません」 引っ詰め髪をかき上げて、お雪は泣き濡れておりますが、貧苦にしいたげられながらも、品のよさは蔽うべくもありません。
竹光の殺人 銭形平次捕物控 青空文庫
引っ詰めた結い方の、わきがもう灰色になりかけた栗色の髪は、まん中から軽く波打ちながちこめかみを蔽って、浅黒いスラヴ型の、限りなく感じのいい顔を縁取っている。
TONIO KROGER トニオ・クレエゲル 青空文庫
引っ詰め髪に黒い上っ張りを着けた、素朴な娘である。
橘外男 墓が呼んでいる 青空文庫
作例 · 標準
彼女はきっちりとした引っ詰め髪で面接に臨んだ。
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暑い夏の日、引っ詰めは涼しげで清潔感がある。
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舞台女優は、役柄に合わせて髪を引っ詰めにしていた。
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